カルドハイムの記事、ふたつめは【誇示/Boast】についてです。
予顕に比べるとそこまで難しくはないのかな?と思いますが…思いますが、私は2セットプレイして2回とも使い方を間違えました…
タイミングわかんないよ
茜さん…今度はなんですか…
ししょー…カルドハイムのプレリキットが手に入ったから遊ぼうって言ってたじゃないっすかぁ…予顕のこともあったから下調べしとこうと思っていろいろ見てたら、またしてもよくわかんない能力がぁぁぁ!
カルドハイムは予顕以上に分かりづらいシステムないと思うんだけど…
ししょーは!長年やってるからすんなり理解できるだろうけど!
わかんねーもんはわかんねーんですよ…ほらここ…「誇示」ってなんすか…
ああ、「誇示」か…
「誇示(こじ)/Boast」は、1ターンに1度だけ起動できる起動型能力です。ただしこの能力は、どのターンでも起動できるわけではありません。誇示能力を持つクリーチャーがそのターンに攻撃していなければ起動できないのです。
たとえば、黄金口の勇者は、2/3のクリーチャー。黄金口の勇者が攻撃を宣言したら、(1)白を払うことでクリーチャー1体を対象としてタップすることができます。
いまいち使いどころが分からないんだけど…
だって、攻撃するでしょ?→相手はブロックするでしょ?
ブロックされてから相手のクリーチャーをタップしても意味なくない?
攻撃して、相手のクリーチャーがブロックする前にタップさせたらどうなると思う?
そんなこと許されるの?
攻撃とブロックは同時に解決されるわけじゃないからね
たとえば、手札にクリーチャー強化系のインスタントがあった場合、相手がブロックを宣言してからでもキャストすることができるでしょ
なるほど!
誇示は、そのクリーチャーの攻撃宣言後、ターン終了まで起動することができます。ただし、戦場を離れてしまうと使えません。また、攻撃している状態で戦場に出た場合も起動することができません。
また、誇示は攻撃宣言をしていれば、自分のターンでなくても起動することができます。たとえば、相手の戦闘フェイズで誇示能力を持っているクリーチャーが攻撃宣言をしてきたとしましょう。あなたがそのクリーチャーのコントロールを得ることができれば、その誇示能力を使用することができます。ただし、誇示能力が一度も起動されていない場合に限ります。
誇示能力は、原則として1ターンに1回だけしか起動できません。ターン中に戦闘フェイズが追加されて、誇示持ちクリーチャーが2回攻撃宣言した場合でも、起動できるのは1回だけです。
でもさ、能力ってだいたいコントロールしてるプレイヤーが有利になるものじゃない?
相手のクリーチャー奪って自分が得するように動かすってどうするの?
たとえば、相手が「血空の主君、ヴェラゴス」で殴りかかってきたとする。
パワー/タフネスが2/3で、接死持ってる伝説のクリーチャーね。(1)黒で占術1みたいなことができるのか…
「プレイヤー1人を対象とする」だから、自分が使ってもいいよね?
ただ、戦闘に参加させてはじめて誇示が使えるから、できれば戦闘前にコントロールを奪っておきたいし、運良く相手が誇示能力を持つクリーチャーを入れてるとは限らないから、使いどころは難しいね。
誇示能力使うならやっぱり先手必勝なのかなー
そうだね…僕なら『撲滅する戦乙女』あたりを入れて、こちらから誇示を使っていきたいかな…
初子さらいとか、アクロス戦争とかで相手のクリーチャーコントロールを得る→撲滅する戦乙女で殴りかかると同時に誇示能力でコントロールしているクリーチャーともう一体を生け贄に捧げる…みたいなかんじ?
そうだね、だいたいそんな感じ。あとは『語りの神、ビルギ』を入れておいて誇示能力を2回使うとか、『熱狂した略奪者』を出しておいて、誇示能力使うたびにカウンターを置いていくとかいうこともできるよ
鬼やな!
あっ、『熱狂した略奪者』がほどよく育ったところで『傷頭のアーニ』の誇示能力使って戦闘…なんていうこともできるのか…怖っ!
カルドハイムで登場した新能力【誇示】
新しいシステムなだけに、さまざまな使い方ができるかと思います。
コンボが決まると面白いですよね。先の【予顕】と組み合わせるのも楽しいなと思います。
それでは~、また~!
待て!次号!次はなんだろう?
2021年2月21日追記
「誇示は攻撃宣言をしていなければ、自分のターンでなくても起動できる」という記述に対して「コントロールが変わったら、戦闘に参加していないことになるから誇示能力は使えないのでは?」という質問がありました。
リリースノートを見ると、下記のような記述があります。
というわけで、できるんですって。できるんですってよ。
全文はリンク先のPDFでご確認ください。magic.wizards.com記事は英文ですが、「日本語」を選択すると日本語のPDFが表示されます。
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